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渡邊清次郎さん

【渡邊清次郎さん】
 今日、「しんぶん赤旗」で渡邊清次郎さんがなくなったことを知りました。79歳でした。もと東京争議団共闘会議の議長。

 私は昔、たぶん一度、直接に話(講演)を聴いたことがあります。

 私は自分自身が20~30代に企業内の労働組合運動から視野を飛躍させる上で、首切り・倒産と闘う東京争議団運動と東京総行動に参加した経験が、本質的に作用していると思っています。

 東京争議団を作り、労働争議の勝利の方程式を作り出す上で、その議長を務めた渡邊さんの貢献はとても大きかったと思います。

 『少数の被解雇者、たとえ1人であっても、東京争議団のように闘えば必ず勝てる。労働組合がないような企業でも、東京争議団のように闘えば必ず勝てる。』

 実際に東京争議団の運動で勝って職場復帰を果たした事例を幾つも経験して、こんな自信が、空気や水のように私の心に滲みていました。

 今、自分で裁判闘争を闘い、また支援する上で、この東京争議団の経験が私の中に生きています。特に「三つの必要条件」。

【「三つの必要条件」】
・要求を具体的に明らかにすること。

・情勢を明らかにすること。

・敵を明らかにすること。

 簡単なようで、心しないと絶えず動揺する3つの命題です。

 要求は、裁判では原告団の団結の基であるとともに、支援を拡大する上で社会性、社会的意義を体現する必要があり、明確で、ぶれない事が重要です。運動・裁判闘争の核心です。(これが揺らいだために低水準の解決で終わった裁判闘争を、幾度か目にしました。)

 いま私が関与する労働裁判や、放射能被ばく・健康被害に関連する裁判・闘いを進める上でも、当事者の要求を確信にするための行動経験や、要求自体の社会性~「放射能被ばくを許さない」~を拡大する事を指針にしていきたい。

 ご冥福をお祈りいたします。
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